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重水素減少水の人への利用にかかわる作用
酵素の生体触媒を促進しアンチエイジングの分野でも注目を集める

取材協力●臼井雅明 株式会社スーパーライトウォーター代表取締役
取材・文●宮西ナオ子 フリーライター             

前月号ではDDWATER(重水素減少水)の概略についてご紹介しました。もしかしたらすでに、モニターで飲み始めている方もいらっしゃるかもしれません。
今月号では、ショムヤイ博士の研究成果などを引用しながら、DDWATER(重水素減少水)がもたらす〝作用〟についてもう少し詳しくご紹介したいと思います。

飲む水によって加齢・寿命が異なる?

「日頃、私たちが一般的に飲んでいるのは、重水素濃度が150ppmの水です。しかし世界各地を見回すと、がんに罹患している患者さんが少なく高齢者が元気に生活している地域が見られます」
と、株式会社スーパーライトウォーターの臼井雅明社長は言います。先月号でも触れましたが、アンデスのビルカバンバ、ヒマラヤの麓にあるフンザ地区、ロシアのコーカサス地方などがそれです。
「これらの地域は標高3000m級の高地なのですが、そこで飲まれている水を調べてみたところ、重水素濃度が低いという結果が出ています。重水素がおおよそ135ppmくらいしかないのです。私たちが日ごろ飲んでいる150ppmの水と135ppmの水とでは、その重水素濃度はかなり異なってきます。わずか15ppmでも、明らかに効果は異なるからです」(臼井社長)
重水には、質量数が2の重水素が含まれており、重水素は、普通の水の中に、だいたい150ppmくらいは含まれていると言います。したがって地域によっては若干の差はあるにせよ、地表に存在する水の重水濃度はおよそ150ppm。ところが標高の高い地域や南極点の雪、あるいは「奇跡の水」などと言われ注目されている地域の水は、この濃度が異なるのでしょう。
私たちが日ごろ摂取している水で、私たちの生体組織の重水素の濃度も構成されますが、150ppmの水を飲んでいれば、その重水素濃度もほぼ150ppmとなります。
「ヒト血清中の重水素に対して重要な元素とグルコースの濃度を見ると(表1)、カルシウム濃度より6倍、マグネシウムの10倍となり、生体組織には害になる可能性が強いのです。しかし現状のところ、私たちは、この『重水』が含まれている水を、毎日、摂取しているわけです」(臼井社長)

表1 ヒト血清中の重水素、重要な元素とグルコースの濃度
●重水素 12-14 mmol/L
●カルシウム 2.24-2.74 mmol/L
●マグネシウム 0.75-1.2 mmol/L
●カリウム 3.5-5.1 mmol/L
●グルコース 3.3-6.1 mmol/L

一般がん治療と組み合わせた重水素減少水の、人への利用にかかわる作用

ハンガリーにあるHYD研究所のガボール・ショムヤイ博士の研究では、1992年10月から2010年4月まで、主な基準を満たした1969人の患者さん(男性949人、女性1020人)で臨床検査を行った結果を発表しています。患者さんの平均年齢は55歳。診断から経過観察までの累積期間は5・136年。重水素減少水の飲用開始から経過観察終了までは、1・892年。また平均生存期間は7・7年となっています。
ここで生存期間の長さと重水素減少水消費期間の関連性を調査したところ、著しい相関関係があることが確認されました。
臼井社長は言います。
「ショムヤイ博士のまとめではDDWATER(重水素減少水)を飲用して3カ月未満の人は、生存期間はわずか37日でしたが、DDWATER(重水素減少水)を3カ月以上にわたって飲用したグループの生存期間は288日間と圧倒的に異なり、DDWATER(重水素減少水)投与期間は、この病気の予後に影響していることがわかりました」
さらに99人の患者さんのグループのうち、長期間、DDWATER(重水素減少水)を飲用したものの、その後、使用を中断し、また、再開したというような飲み方をしていても回復をし、寛解したというケースがありました。
この場合は、診断してからDDWATER(重水素減少水)を飲み始めるまでが、平均174日で、DDWATER(重水素減少水)を飲んでいた期間は平均1015日だったと言います。この小グループでは、診断から経過観察期間まで、わずか8名の患者さんが亡くなっただけで、生存期間の平均値を得るには、死亡率が低すぎて、不可能だったということでした。
そこでショムヤイ博士は「DDWATER(重水素減少水治療)と通常の統合腫瘍学セラピーへの統合が、がん患者の生存期間を延ばす可能性がある」と結論を出しています。
「転移性乳がん、肺がん、前立腺がんの患者さんの統計分析は以前から行われており、DDWATER(重水素減少水)を使用して行った1969人の患者さんのデータが存在する評価は高く、ほとんどのがん患者さんの生存期間を平均2~3倍は延ばすことができるのではないかと結論しています。また、身体の中の重水素濃度が下がると腫瘍の成長を抑制することもわかっています」(臼井社長)
臼井社長はこうも言います。
「念のため付け加えますと、ショムヤイ博士は『DDWATER(重水素減少水)だけでがんを治すことができる』と言っているのではありません。これを飲むだけでも『延命はできる』と言っているのです(『Let's Defeat Cancer!』)。

高感受性タイプでの証明

高感受性タイプでは、患者さん(30~60名)のうちの70~80%に対して、DDWATER(重水素減少水)が効果的であると証明されました。またいくつかのケースでは、DDWATER(重水素減少水)を数週間飲んだことにより腫瘍が縮小したことが明らかになっています。
「ほとんど見込みのない状況で、病気の進行をくい止める、あるいは逆行させたことに成功するという症例もあります。
また患者さんの延命だけではなく、明白な腫瘍の縮小と寛解をもたらしています」(臼井社長)
その他の作用として、①がんと糖尿病を併発している患者さんの血糖値が低下した、②抗がん剤の副作用が軽くなった、③睡眠の質がよくなった、④疼痛が軽くなった、などといった報告もあります。
酵素の生体触媒を促し「アンチエイジング」の分野でも注目を集める
DDWATER(重水素減少水)の特徴のひとつとして、「酵素活性」が挙げられます。近年行った実験では、酵素活性がわかっているLDH(乳酸脱水素酵素)を検体にして、重水素濃度25ppmと150ppmの水を使用し、酵素活性がどれだけ上昇するかを判定したものがあります。その結果について、「DDWATER(重水素減少水)では細胞が若返るという現象が起きたのです」
と臼井社長は言います。
というのも、「DDWATER(重水素減少水)が酵素反応速度を速めるから」なのです。これはフンザ地方やビルカバンバで、おおよそ135ppmの水を飲んでいる人たちが長生きをし、抗酸化作用の恩恵を受けているのと同じ現象と言えるでしょう。
「私たちの体内では常に何百何千という化学反応が起きていますが、それは体内の酵素が生体触媒を促しているからです。しかし加齢とともに、その時間が長くかかるようになってきます。ところが、DDWATER(重水素減少水)を飲むと活性の速度が速まるのです」(臼井社長)
試験管内で証明された実験ですが、DDWATER(重酸素減少水)で実験したところ、25ppmの水と150ppmの重水素濃度の水の反応を比較したら、25ppmの水は3%優位な促進作用がありました。
「ひとつひとつの酵素が3%ずつ速くなれば、体内には何百何千という酵素が協力して働いているわけですから、相乗効果で何十倍と反応速度が速くなります。そういう意味ではDDWATER(重水素減少水)は抗加齢の分野でも今後、注目されるでしょう」(臼井社長)
一方では、重水素を実験動物に注射する実験をしたところ、実験動物の体内の重水素濃度が35%くらいに達したところで死亡したという結果が出ました。体内の重水素の濃度が上がると酵素反応の働きが鈍くなり、死に至ることも、この実験からわかったのです。

NK細胞を活性化させる

もうひとつの実験結果では、重水素濃度が低い水を飲むと、すべての被験者のNK細胞が活性したことが挙げられます(表2参照)。

表2 重水素減少水飲用により、NK活性値が上昇した例

性別 年齢 マーカー 飲水前 飲水後 結果
T.U. 61 NK 48.1 71.8 ↑UP
S.U. 57 NK 37 74.3 ↑UP
T.H. 64 NK 43.9 75.4 ↑UP
A.H. 60 NK 25.7 38.3 ↑UP
K.S. 58 NK 57.9 74.6 ↑UP

図1.jpg図1 乳がん患者が転移後治療した生存率(ショムヤイ博士の"Let's Defeat Cancer!"より)80歳以上の高齢な方でも、元気な方のNK細胞活性は非常に高く、みなさん70以上と非常に高いことがわかります。
またDDWATER(重水素減少水)を飲むことによって、身体の中の重水素濃度が下がり、腫瘍の成長を抑制することもわかりました。
図2.jpg図2 ハンガリーにおける死者の数と重水素減少水の販売量「乳がんから悪性転移をした患者さんの生存率ですが、2年後20%を70%に向上(図1)。20%の患者さんは、5年以上生存し社会復帰しています」(臼井社長)
ショムヤイ博士が調査した結果、ハンガリーでは、DDWATER(重水素減少水)が普及するにつれてがんによる死亡者数が減少していることもわかりました(図2)。

がん細胞のアポトーシス効果

図3.jpg図3 重水素を減らすと、がん細胞はアポトーシスを起こす(ヒト前立腺がんを移植したマウスによる実験)「重水素は、水素と比べて中性子が1個余分に結合しているために質量2となり、化学結合が強くなります。これを分離させるには、強力なエネルギーが必要になります。つまり重水素が細胞に結合すると分離が難しくなるために、重水素と結合しているがん細胞は抗がん剤を投与しても増殖すると考えられます。 
一方、重水素が減少したがん細胞はNK細胞やマクロファージによってすぐに分解され、アポトーシスを起こすと言われるのです(図3)」(臼井社長)
また重水素を減らすことにより、がん細胞の有糸細胞が半分になり、がん細胞のアポトーシスが3倍増えたということが、ヒト前立腺がんを移植したマウスの実験でわかりました。
もう1つの大切な点は、がん細胞は阻害されるにもかかわらず、通常の細胞には影響がないということなのです。
図4.jpg図4 重水素減少水の生物学的効果(ショムヤイ博士の"Let's Defeat Cancer!"より)図4を見ていただくとわかりますように、DDWATER(重水素減少水)が影響を及ぼすのは、がん細胞だけです。したがって副作用がない抗がん効果をもたらすとして期待されています」と臼井社長。
がんの末期の患者さんともなると、何も食べられない状態になり、サプリメントすらも受け入れないことがあります。しかしDDWATER(重水素減少水)の場合は、水そのものがサプリメントの役割を果たすというメリットがあります。副作用もなく、どのようなサプリメントと併用して飲んでも害がないことも安心できる要因と言えるでしょう。

(つづく)

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